BRANDING 2015.04.01

【クライアントインタビュー】2016年度新卒採用サイト(株)公文教育研究会様

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Vogaroをパートナーに、2016新卒採用サイトをリニューアルされた(株)公文教育研究会様。リニューアルを担当された人事部採用チームの猪口様に、サイト制作に込めた想いや成果について、お伺いしました。

​お話を伺った猪口様

― 今回の採用サイトリニューアルは、どのような背景から行われたのでしょうか?

​​ 前回のサイトをつくってから3年が経過し、計画した通りの切り替えのタイミングでした。その間に、KUMONの社員の仕事の仕方がかわってきました。そのあたりの変化も踏まえ、正確な情報を提供しながらKUMONで働くことに興味をもってもらえるようにしたいと思っていました。

KUMONは、大変ありがたいことに「教室」「先生」のイメージが強く浸透していますが、その反面、社員の存在や仕事はあまり正しく認知されていません。KUMONの存在は知っているけど、就職先の選択肢に入らない、ということがいつも課題になります。

― 仕事の仕方の変化とは、具体的にはどんなことでしょうか?

​新人は全員が現場配属になるのですが、以前は地区担当として1人で複数の役割を担っていました。しかし最近では、それぞれの業務の専門性を高め、先生方に対してより質の高いサポートを多角的に行っていくことを目指して、先生の採用、新しい先生の育成、3年目以降の先生のコンサルティングなどの分業化が進んでいます。

― 今回のサイトで伝えたかったことや、実現したかったことはどんなことでしょうか?

​やはり仕事のイメージをもってもらうことですね。それから、KUMONの価値観を、「理念」といったような抽象的な言葉としてだけでなく、社員の個々人の思いや、具体的な実践を通して知ってもらいたいと考えていました。

― 制作パートナーを決定した決め手はどんな点だったのでしょうか?

​以前の採用サイトも、内容的には満足していましたが、導線が不十分だと感じていました。サイトの検証をして、学生の動きを想定してこういうコンテンツをここに表示しよう、という検討はやってきたのですが。特に最後の1年は、学生のページ閲覧の導線が全く想定どおりに動いていないような状態にあり、閲覧者数も減ってしまっていました。この導線の問題を解決できそうだと感じられたのが、御社の提案で、これが決め手になりました。コンテンツの内容やその表現でも、これまで思いつかなかったような見せ方を提案してもらえたのが良かったですね。

リニューアル後のサイトのトップページ
㈱公文教育研究会様/採用ページ

― 制作過程で、何か印象に残っていることはありますか。

​完成したプロジェクトストーリーというコンテンツを見た時は嬉しかったですね。これまでのサイトでは、社員1人1人の紹介はしてきましたが、仕事の内容に着目して、それに対し社員がどう感じているのか、というのは見せられていないことでした。教材制作など、学生さんが特に興味をもちやすい仕事を原稿に起こして紹介できているのは手応えを感じています。ストーリーも時間とともに追加されていくので、再訪を促すような仕掛けにもなっています。
 
それから、当初こちらで用意することになっていたインタビューについても、ライターさんにお願いをすることになりましたが、結果的に良かったと思っています。自分たちで書いてしまうと、ついつい力が入って、一から十まで説明したくなって分量が増えてしまいがちです。第三者の視点で書いてもらうことで、取捨選択ができたなと思っています。

― 5月公開予定のプロジェクトストーリー「新人たちの挑戦」を、私も読ませてもらいましたが、とても驚きました。新入社員たちが、研修の一貫として教室をゼロから立ち上げ、生徒を募集する。ビジネスの難しさと楽しさが凝縮された素晴らしい研修だと思いました。新入社員の方々の試行錯誤と成長、またそれをサポートする先輩社員たちの温かさ、感じるものがたくさんありました。私自身は、人事と広報を兼務している立場で今日インタビューに伺わせていただきましたが、他社の人事の方たちにも、ぜひ読んで欲しいコンテンツだと勝手に思っています(笑)

​ありがとうございます。あの研修は、社員のコンサルティング力を高めるために、2007年ごろからはじめました。当初は3ヶ月から半年くらいだったのですが、2009年ころにはまる1年をかけた研修となりました。時間もお金もかかりますが、あの研修を通じて先生とのやりとりの深さ、先生への共感が強くなります。やりきった、という自信にもなるので、続けているのだと思います。

― サイトが完成してみての評価はどうですか?

​現時点ではまだ成果といえる程のデータが出ていませんので、一概に評価をできる状態ではありません。でも、イメージしていた通りのサイトができていて、その点は満足しています。やはりここから、どれだけ見てもらえるかが勝負なので、まだまだこれからですね。

― 客観指標で効果があった、が大前提ではありますが、好きと言っていただけるのは、とても嬉しい評価です。ありがとうございます。

​就職活動のタイムスケジュールが大きく変化したので、単純に去年との比較もできません。公開からこれまでの推移を見ていると、当初はかなり低調でしたが、最後では盛り返してきています。説明会への申込みは若干少ないですが、その分参加率は良いといった変化もでてきています。きらりと光る人にも会えている印象はあるので、これからが楽しみです。もちろんサイトのリニューアルの結果だけではないですが、採用活動全体として手応えを感じています。

― Facebookからの流入はいかがですか?

​あまり動いていないイメージです。全体の流れのイメージをこちらがもてておらず、いつ、どこで、どんなコンテンツをだすか、上手く使えてなかったと思います。早期で接点をもった学生は「いいね」をしてくれているので、Facebookから採用サイトに流入させる、というよりは、採用サイトからFacebookで継続的な関係を築くためのツールという感じになっています。

― なるほど。今後Facebookの活用方法は要検討ですね。ソーシャルメディアの本来の使い方としても、流入のため、というよりも継続的に関係を維持する、というのが向いているのかもしれません。
― Togaluは、学生クリエーターにもたくさん見てもらっています。よければ最後に、就職活動中の学生さんへの印象やメッセージがあればお願いします。

就職活動の時期が変化したからといって、学生が劇的にかわっている、と感じたことはありません。不安を感じていらっしゃる方もなかにはいるようですが、結局は個人次第なのかなと捉えています。世の中の流れとか、あまり気にせずに、自分の夢をもって、どの会社ならその夢を達成できるのか、ということを考えて社会に出ていければ楽しく働けるはずだと思います。夢を持つことを、大切にして欲しいですね。

本日はありがとうございました。